応募方法も広告と異なればトラブルになります。
〜(株)アビリティ・キューCSR室より〜

「興味を持った求人広告に、『お気軽にお電話ください』と書いて あったので、応募を兼ねて質問の電話をした。しかし、電話に出 た男性がすごく横柄で、仕事内容を質問しただけなのに、『そん なことも分からないのか?』『他に行った方がいいんじゃないか?』 と鼻で笑っていた。『お気軽に』と書いてありながら、全然違うじ ゃないか!」 「『電話連絡後、履歴書持参下さい』と書いてあったので電話し た。面接の日時を伝えてくれると思っていたら、何の説明もなく 『履歴書郵送してください』と言われた。従うしかなく、直ぐに履 歴書を郵送したが、4週間経っても何の連絡もない。この会社、募集する気があるのか!」

「お気軽に」でなければ虚偽広告?

上記は、「応募方法が広告と異なる」という苦情です。『お気 軽に』という言葉に明確な定義がなかったり、履歴書到着後何日 以内に連絡しなければならないという明確な決まりがなかったり するため、虚偽広告や違法行為などということにはなりませんが、 このような広告や対応では、多くの読者・応募者に悪い印象を与 えるのは明白です。

応募方法は、仕事や時間、給与などの労働条件とは異なり、 表記すること自体や、表記の内容に、あまり制約を受けない項目 ですが、広告に表記する以上は、表記した内容に責任を負わな ければなりません。『お気軽にお電話ください』と表記するのであ れば、応募の電話に出る可能性のある人全員に、自社で応募し ていることを周知徹底していただき、誰が出ても、明るく元気に対 応できるような準備が必要です。応募者からの質問に対しても、 可能な範囲で、丁寧に答えるように心がけましょう。

応募方法が変わった場合は丁寧に説明すること

また、採用・応募状況に応じて、やむを得ず応募方法を途中で 変更しなければならないことはありますが、その場合には、「応募 者が非常に多くいらっしゃいましたので、履歴書は郵送に変更さ せていただきました」など、ちゃんと理由を説明した上で、変更した 方法で応募していただくようにお願いし、また理解していただき、そ して、それに併せて、その後のスケジュールや段取りまで説明しま しょう。応募方法が変わったことについて何も説明しない、あるい は、広告と異なった応募方法でも求職者は黙って従うべきだとい う考えで対応すれば、間違いなくトラブルに発展してしまいます。

応募受付の対応で他社と差別化しよう

求職者というのは、応募する前は誰でも不安な気持ちでいっ ぱいです。それに打ち勝ち勇気を出して応募しているのです。そ のような読者の心理状態を把握して、丁寧に対応することが、採 用へと繋がっていくものです。

「電話連絡後、履歴書持参下さい」「お気軽にお電話下さい」 という表現の応募方法が多い中、応募者へのちょっとした配慮 一つで、応募者の心をぐっとつかむことができるかもしれません。