掲載後に内容が変わった場合は丁寧に説明しましょう
〜(株)アビリティ・キューCSR室より〜

「求人広告には、『時間9:00~16:00※時間相談に応ず(午前のみ、午後のみも可)』と書いてあった。午後だけ働きたいと思って電話したところ、『午後だけじゃダメだ。午前中できる人を募集している』と言われ、断わられた。」【ケース①】

「求人広告に、『電話連絡後、履歴書持参ください』と書いてあったので電話した。電話に出た女性からいきなり、『履歴書を郵送してください』と言われたので、その日のうちに郵送した。それから2週間も経つが、何の連絡もない。広告に書いてあることと違うし、対応もいい加減だ。こんな会社、載せないで欲しい!」【ケース②】

応募状況によって掲載内容を変更するケースはあり得る

上記のような「広告と事実が異なる」という苦情が寄せられて事実確認を行った結果、広告内容は元々は正しく、掲載後に状況が変わったというケースが多くあります。ケース①は、午後だけできる人を既に採用していたので、後から応募があった方に、「午前中だけ」と言ってしまったために発生した苦情です。ケース②は、応募者が予想した数よりも多く、履歴書持参では対応できないと判断して、応募方法を『持参』から『郵送』に変更したために発生した苦情です。もちろん、2週間連絡しないことも苦情の一因になっています。

丁寧に説明しないことがトラブルの原因だ

会社側の都合とは言え、いずれも正当な理由があって掲載内容が変わったのですが、それでも苦情になってしまったのは何故でしょうか。それは、応募者の立場に立って、応募や採用の状況、
掲載内容を変更する理由などを丁寧に説明していないからに他なりません。広告に掲載した内容と異なること求めるのですから、十分にそして丁寧に説明した上で、変更した内容に理解・同意を
求めなければなりません。常識的に考えれば、応募者に対して謝罪があっても何ら不思議なことではありません。

質問されなくても説明する責任と義務がある

多くの応募者は、「広告と違う!」と思っても、「採用されたい」という一心から、なかなか広告主に直接、指摘や質問することができません。質問されないから大丈夫なんて思っていると、突然イン
ターネットや口コミで、「あそこの会社は虚偽広告を掲載している」と言われてしまうかもしれません。

「面接で説明すればいい」という考えはNG

状況が変わったのは仕方のないことですから、掲載内容を変更した理由が分からない応募者に対し、包み隠さず、丁寧に説明して、気持ちよく応募していただくように心がけましょう。トラブ
ルを増幅させることにしかならないので、くれぐれも「後は面接で説明すればいい」という考えは持たないようにしてください。
但し、最初から募集していない職種・時間帯で求人広告を掲載し、何らかの理由を付けて、他の職種・時間帯で働かせる行為は、虚偽広告(職業安定法違反)となり、同法によって6カ月以下
の懲役または30万円以下の罰金に処されるのでご注意ください。