理解こそすれ活用がむずかしいIT

3月、Apple社から新iPadが発表され話題となりました。こうしたタブレットPCをはじめ、スマートフォン、通信回線の高速化など、現代社会でITの変化はめまぐるしいばかりです。言葉や仕組みを理解するだけでも大変なのに「仕事にどうやって活用すればいい?」と思われている方も多いと思います。今回は実際にあった、iPadを使ったシステム導入事例をご紹介したいと思います。ある時計店A社様のお話です。

手書き作業による支障

A社様では、主に来店客から「時計の修理」を依頼され、店内で時計修理技師の方が時計を分解し、修理や部品交換などの作業をおこないます。修理業務そのものはプロとしての仕事で問題はないのですが、その後の保証書の作成が非常に問題でした。保証書には、お預かりした日付や時計のメーカー・ブランドをはじめ、修理箇所や修理内容・注意事項などの詳細も記載しており、これらはすべて「手書き」で行われていました。ある程度のフォーマットがあり、修理箇所などは○を付けるといった事で対応はできていましたが、特に「修理内容」や「注意事項」などについては、どうしても長い文章を必要とし、記載に時間がかかっていました。修理の内容によって、記載する内容はある程度決まっているものの、修理そのものの種類がたくさんあるため、予め保証書に印字しておくという事はできません。結局は同じ文章を、都度組み合わせで、何度も手書きせざるを得ない状況でした。

「人が活かせてない」状況

ここで問題なのは、プロフェッショナルが「本来業務」に時間を投下できないということです。修理技師はあくまで「修理」のプロであり「伝票を作るプロ」ではありません。他の人が作れば…ということも考えられますが、技師にしか修理の内容や注意して欲しい点などはわからないため、仮にそれを他の事務員が作るとすれば、技師から事務員に申し伝えをしたり、出来上がりをチェックする作業などが必要となり、結局は二度手間になってしまいます。パソコンを利用したい所ですが、技師の方はパソコンも得意ではなく、設置するスペースもありません。そこでA社様ではiPadを活用することにしました。(つづく)

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あぱぱシステム管理部 担当/栃原(トチハラ)