弁護士は昔も今も資格の王様、税理士は税務申告や節税で、会社になくてはならない存在。司法書士は法人登記や不動産登記でよく目にしますし、近年ではサラ金の過払い請求で知名度がアップ。行政書士は昔こそ車検や免許更新時の代書のイメージがありましたが、マンガ「カバチタレ!」がテレビドラマになり、街の身近な法律家として一躍メジャーな資格に躍り出ました。

それに比べて「社会保険労務士」は、「聞いたことない」、「どんな資格ですか」と常に問い返される、悲しいほどの知名度の低さ。それもそのはず、社労士は一般の方にはほとんど関わりがない資格なのです。

社労士は労働保険や社会保険の手続きが煩雑になり、会社にとって事務負担が大きくなってきた昭和48年に行政書士から分離独立した資格です。ですからもともとは(今でもですが)公的保険の手続き代行からスタートしたのですね。

昨年、制度創設40周年を迎え、その割には今でも「知る人ぞ知る」資格なのですが、それでも他にはない社労士の役割が脚光を浴びつつあります。その一つが「労務管理」です。

先ほども述べましたが、従業員を雇えば労働保険や社会保険の手続きが発生し、労働基準監督署、ハローワーク、年金事務所に行かなければなりません。

毎月支払う給与計算も面倒です。雇用保険、健康保険、厚生年金、介護保険の料率を常にチェックする必要がありますし、源泉所得税の計算も面倒です。

時間外勤務が発生すれば、残業代の計算も出てきますし、何より就業規則や労使協定を結んで労働基準監督署に届け出なければなりません。

ボーナスを払えば賞与届、給料を上げれば月額変更届、こうした誰もしたくないけど誰かがしないといけない、そんな手続きがたくさんあるんですね。

しかし、何をいつどのようにしたら法律に違反しないで済むのか、そういうことは誰も教えてくれません。
そうした労務管理についての法律上のサポーターが社労士なのです。

いのしし社会保険労務士事務所

所長 中村雅和(社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー)

中小企業の労務顧問を中心に、就業規則の作成、労働相談、助成金の申請代行などが主な業務。行政や大学での講演、業界紙などでの執筆も積極的におこなっている。所長へのお問い合わせは下記までどうぞ!

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